北九州市は「住みやすさランキング」で常に上位に位置する人気の政令指定都市です。近年は子育て環境の良さなどを考慮して、北九州市での新築住宅建築が増加しています。
この記事では、北九州市の気候の特徴や北九州市での住宅建築のメリット、さらにはおすすめの住宅メーカー3社をご紹介します。
北九州市の気候の特徴
北九州市は西部の日本海と東部の瀬戸内海に面しており、日本海型気候区域と瀬戸内型気候区域の両方の気候を併せ持つ特徴があります。比較的温暖であり、夏場は太平洋高気圧の影響を受けやすく、梅雨明け後は30℃を超える真夏日が多くなります。
冬季は季節風の影響で曇天の日が多くなり、また日照時間も短くなります。そのため年に数日雪が降ることもあります。九州地方であることから、中国大陸から流れてくる黄砂やPM2.5などによる大気汚染が顕著になることもあります。
北九州市の年間の平均気象は以下の通りです。
平均気温
6月から9月まで気温が上昇し、この期間の平均最高気温は26℃です。最も気温が高い月は8月で、平均最高気温は29℃、最低気温は25℃となります。冬季の1月の平均最低気温は3℃、最高気温は9℃です。
平均降水量
北九州市で最も降水量が多いのは6月で、平均降水量は262mmです。最も降水量が少ないのは1月で、平均降水量は50mmです。
平均雲量
北九州市で雲量が多くなる期間は3月下旬から9月上旬までの約5か月間です。その中でも6月が最も雲量が多く、平均して66%の確率で曇りの日となります。
北九州市で新築住宅を建てるのがおすすめな理由
北九州市に家を建てるメリットとして以下の点が挙げられます。
交通インフラが充実している
北九州市は交通インフラが充実しており、多くの交通手段が利用できます。公共交通機関としては、北九州モノレールやJR日豊本線、日田彦山線、鹿児島本線、山陽新幹線などが市内を網羅しています。これにより、電車や新幹線を利用しての移動がスムーズに行えます。
また、自動車を利用する場合にも便利な道路が整備されています。九州自動車道や東九州自動車道を利用することで、福岡市や九州各地へのアクセスが容易です。さらに、国道10号や322号などの幹線道路も整備されており、地域内の移動にも便利です。
このような交通インフラの充実は、北九州市を利用する人々にとって大きな利点となっています。通勤や通学、観光など、さまざまな目的での移動がスムーズに行えるため、生活の利便性が高いと言えます。また、他の都市へのアクセスも良いため、北九州市を拠点として九州全体を自由に移動することも可能です。
これらの交通インフラの整備は、北九州市が九州の玄関口としての役割を果たしていることを示しています。多くの人々が北九州市での生活を選ぶ理由の一つとなっており、理想のマイホームを実現する上でも交通アクセスの良さは重要な要素となるでしょう。
子育て環境が整っている
北九州市は、次世代育成環境ランキングで1位を獲得している都市です。このランキングの背景には、市内で実施されている様々な取り組みがあります。例えば、市では「子ども5人に対して保育士1人を配置する」という目標を掲げており、保育の充実に取り組んでいます。また、独自の「子どもショートステイ事業」を展開しており、一時的な保育ニーズにも対応しています。
さらに、北九州市では「赤ちゃんの駅」と呼ばれる施設も積極的に整備されています。これは、子育て中の保護者が外出時に気軽に利用できる場所で、オムツ交換や授乳ができるスペースが設けられています。市内には400カ所以上の「赤ちゃんの駅」が存在し、子育て世代の方々にとっては大変便利な環境が整っています。
また、子どもが遊べる大型施設も市内に点在しています。例えば、「子育てふれあい交流プラザ」や「親子ふれあいルーム」「子どもの館」といった施設があります。これらの場所では、子どもたちが安全に遊ぶことができるだけでなく、保護者同士の交流や情報交換の場としても活用されています。
北九州市は、子育て世代にとって充実した環境が整っており、安心して子育てを進めることができる都市です。子育て支援施策や子ども向け施設の充実は、住みたいと考える方々にとって大きな魅力となるでしょう。
地震が起きにくい
北九州市は、地震が発生しやすい大陸プレートから外れた場所に位置しているため、地震によるリスクは低いと言えます。南海トラフ地震の発生が予測されるなかで、大地震の影響を受ける可能性が低い北九州市は、災害や経済の観点から安心感のある都市と言えます。
イベントや観光地が豊富
北九州市では、小倉祇園太鼓、わっしょい百万夏まつり、関門海峡花火大会など、一年を通じて観光客が集まるお祭りやイベントが盛りだくさんです。また、皿倉山では豊かな緑と夜景を楽しむことができ、到津の森公園では動物と触れ合うことができます。さらに、脇田海水浴場や岩屋海水浴場など家族で楽しめる場所も多くあります。
北九州のおすすめ住宅メーカー3選
新築住宅を建てる際に気をつけたいのは住宅メーカー選びです。ここでは北九州でおすすめの大手住宅メーカー3選をご紹介します。
そもそも住宅メーカーとは?
住宅メーカーとは、全国規模で注文住宅の生産を行う企業のことです。自社で生産設備を持ち、部材の生産・設計・施工など一連の業務が工業化(プレハブ化)されているのが特徴です。また、資金計画や土地探し、アフターメンテナンスなど、家づくりに関する幅広いサービスを提供しています。
北九州市でおすすめの住宅メーカー3選
一条工務店
一条工務店は、日本有数の住宅メーカーであり、2021年度の国内受注実績No.1を誇る実績を持っています。一条工務店の特徴は、性能とコストパフォーマンスを両立した質の高い住まいを提供していることです。住宅スタイルも多様で、カジュアル、モダン、ヨーロピアン、南欧スタイル、和風スタイルなど、幅広い選択肢があります。近年では、超省エネ・超健康住宅を実現するスマートスタイルも注目を集めています。
一条工務店は、建物の品質や安全性にもこだわり、耐震性や断熱性などの性能を高めるための取り組みを行っています。また、住宅の耐久性やメンテナンス性も考慮されており、長期にわたって快適な住環境を提供することを目指しています。
さらに、一条工務店では顧客のニーズに合わせたカスタマイズも可能であり、自分らしい理想の住まいを実現することができます。デザインや間取りの提案、設備や素材の選択など、細部にわたる要望にも柔軟に対応してくれます。
総合的に見て、一条工務店は高品質な住まいを提供し、幅広いスタイルやカスタマイズの自由度を持っていることから、北九州市で理想のマイホームを実現したい方におすすめの工務店です。
住友林業の家
住友林業は、木造住宅に特化した大手住宅メーカーであり、その家の特徴は多岐にわたります。まず、住友林業の家では、質の高い木材を使用しています。厳選された木材は、耐久性や断熱性に優れており、長期間にわたって安心して暮らすことができます。
また、住友林業の家は、周囲の自然環境と調和した美しいデザインが特徴です。自然の風景や季節の移り変わりを取り入れたデザインコンセプトにより、心地よい居住空間を実現しています。外観や内装のデザインにもこだわりがあり、住宅が周囲の景観と調和し、一体感のある美しい住まいとなっています。
さらに、住友林業の家では幅広い間取りの種類が用意されています。1000種類以上のプランから自分の好みに合った間取りを選ぶことができます。また、オーダーメイドの要素を追加することも可能です。自分のこだわりやニーズに合わせて、自由度の高い住まいを実現することができます。家族構成やライフスタイルに合わせて最適なプランを選ぶことができるのも魅力の一つです。
タマホーム
タマホームは、大手住宅メーカーの中でも、低価格で住宅を提供する企業として人気を集めています。その人気の理由は、コスト削減に徹底的に取り組んでいることにあります。タマホームは、生産効率を上げる工程改善や大量生産による材料調達の合理化など、さまざまな手法を用いて家づくりにかかるコストを抑えています。その結果、低価格でありながら高品質な住宅を提供できるのです。
また、タマホームの特徴として工期の短さも挙げられます。通常、住宅建築は時間がかかるものですが、タマホームでは効率的な施工システムを導入しています。そのため、着工から完成までの期間が短く、2か月半から3か月程度で家を建てることができます。この短期間での建築は、工期に制約のある方や早く新居に入りたい方にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
タマホームでは、低価格かつ短期間で家を建てるというコンセプトに基づいた多様なプランやデザインを提供しています。自分の希望や予算に合わせたプランを選ぶことができるため、幅広いニーズに対応できます。
同じ住宅メーカーでも、提供される住宅のスタイルやプラン、間取り、性能などは大きく異なります。新たに住宅を建てる際は、まずは各住宅メーカーのホームページで家づくりの特徴や施工実績を確認することが大切です。
どんなデザインが可能か、どういう性能が備わっているか、実際に施工を依頼したお客様からの評判はどうなのか、といった点を参考にしつつ、自身にとってベストな住宅メーカーを選ぶようにしましょう。