住まいの快適さや安全性を確保するためには、コンセントの配置も慎重に考える必要があります。ここでは、北九州市で新しい注文住宅を検討中の皆さんのために、コンセントの配線の失敗例や配置のポイントについても詳しく解説しています。理想の住環境を実現するためのヒントとして役立ててください。
注文住宅でよくある配線の失敗例とは?
家を建てたりリフォームしたりするとき、コンセントの位置や数は後から変えるのが大変です。コンセントはインテリアや使い勝手にも影響を与えるものです。コンセントの位置で失敗しないために、どのような点に注意すべきでしょうか?
ソファーやテーブルでコンセントが見えなくなってしまう
リビングルームでソファーやテーブルを置くときに、コンセントが見えなくなってしまうことがあります。コンセントが見えなくなると、スマホやパソコンなどの充電が面倒になります。また、コードが目立ってしまってインテリアの妨げになります。
キッチンで使う家電の分だけコンセントが用意されていない
キッチンで電気ポットや炊飯器などの家電を使うときに、コンセントが用意されていないと困ります。キッチンカウンターの下や壁面にあるコンセントでは、コードが邪魔になったり、水や油で汚れたりする恐れがあります。
テレビ周りやキッチン周辺で必要な家電よりもコンセントが少ない
テレビ周りやキッチン周辺では、たくさんの家電を使うことがあります。しかし、必要な家電よりもコンセントが少ないと、家電を取り換えたり、分岐タップを使ったりする必要があります。これは手間だけでなく、火災や感電のリスクもあります。
スマホ充電で使うコンセントが床近くや壁面下部にある
スマホ充電で使うコンセントは、ベッドサイドやデスクサイドなどにあると便利です。しかし、床近くや壁面下部にあるコンセントだと、スマホを充電しながら使うのが難しいです。また、コードが引っ掛かったり、踏んだりする危険もあります。
テレビやオーディオなどの家電のコンセントや配線が目につく
テレビやオーディオなどの家電を使うときに、コンセントや配線が目につくとインテリアの邪魔になります。また、ほこりがたまったり、ペットが噛んだりする危険もあります。
ダイニングでホットプレートや鍋などを使うときにコンセントが遠い
ダイニングでホットプレートや鍋などを使うときに、コンセントが遠いと不便です。コードが長くなってしまうと、引っ掛かったり、踏んだりする危険があります。また、やけどや感電の危険もあります。
廊下にコンセントをつけても活用する機会が少ない
廊下にコンセントをつけると使える場面が多そうに思えますが、実際には活用する機会が少ないことが多いです。廊下にコンセントをつけると、見た目が悪くなったり、掃除機などでぶつかったりする可能性があります。
アクセントクロスの壁にコンセントがついているとインテリアの邪魔になる
アクセントクロスはインテリアのアクセントになるものですが、その壁にコンセントがついているとインテリアの邪魔になります。特に白色や明るい色のコンセントは目立ちやすく、アクセントクロスの効果を損ねてしまいます。
コードレス家電の充電スペースが確保できない
コードレス家電は便利ですが、充電スペースが確保できないと困ります。コードレス家電を使う場所にコンセントがないと、充電器を移動させたり、充電器を置くスペースを探したりする必要があります。また、充電器やコードが目につくとインテリアの邪魔になります。
外用にコンセントをつけるときに場所や高さを考えなかった
外用にコンセントをつけると、ガーデニングや洗車などに便利です。しかし、外用のコンセントは、場所や高さによっては使いづらいことがあります。また、雨や風で汚れたり、錆びたりする可能性もあります。
コンセントの位置や数は、生活の快適さや安全性に大きく関わります。家を建てたりリフォームしたりするときには、よく考えて決める必要があります。
忘れがちなコンセント配置のポイントを紹介
家を建てるときやリフォームするとき、コンセントの位置や数を確認する必要があります。コンセントが不足したり、使いにくい場所にあったりすると、日常生活に支障が出ます。さらに、コンセントの使い方を間違えると、火災や感電などの事故につながる可能性もあります。
コンセントの数は必要以上に設置する
現代の生活では、スマートフォンやパソコンなどの電子機器や、炊飯器や電気ポットなどの家電製品を多用します。これらの機器や製品は、ほとんどがコンセントから電源を取ります。そのため、コンセントの数が不足すると、タコ足配線や延長コードを使うことになります。
しかし、タコ足配線や延長コードは、電気的な負荷がかかったり、ショートしたりする危険性が高まります。また、見た目もごちゃごちゃしてしまいます。
そこで、コンセントの数は必要以上に設置することをおすすめします。特に、リビングや寝室などでは、テレビやエアコンなどの大型家電から、スマートフォンやパソコンなどの小型機器まで、さまざまなものを使います。
そのため、壁面だけでなく、床面や天井面にもコンセントを設置すると便利です。また、キッチンやバスルームなどでは、水回りに近い場所にはコンセントを設置しないように注意しましょう。
コンセントの位置は使い勝手の良い高さにする
コンセントの位置も重視したいポイントです。コンセントが低すぎると生活に支障が出る可能性があります。また、コードが床に引きずってしまい、踏んだり引っかかったりする危険性も高まります。逆に、コンセントが高すぎると、手が届かなかったり見えなかったりすることもあります。
そこで、コンセントの位置は使い勝手の良い高さにすることが大切です。一般的には、床から80cm~120cmくらいの高さが適切です。
ただし、使用する機器や製品によっては、それよりも高い方が良い場合もあります。例えば、エアコンなど壁掛けタイプのものが多いため、それらに合わせて高めに設置するとスマートです。
あとから変更は難しい~配線工事の流れ
注文住宅を建てるとき、電気工事は重要なポイントです。電気工事は、電気ケーブルやコンセント、スイッチなどの配置や数を決める作業です。
電気工事の流れをを把握しておきましょう。
上棟から1~2週間後:電気ケーブルなどの配置場所を決める
上棟から1カ月後:配置された箇所の開口工事が始まる
工事終了前:コンセントなど電気設備を取り付けて完了
この流れを把握しておくことで、電気工事の進捗状況や変更可能なタイミングを知ることができます。
配置場所や数を慎重に決める
電気工事で最も重要なのは、配置場所や数を慎重に決めることです。配置場所や数は、設計図だけでは分かりにくいことが多いです。実際に現場に行って、間取りや家具のレイアウトを確認しながら決めることがおすすめです。
変更は早めに相談する
電気工事では、変更は早めに相談することが重要です。変更は柔軟に対応してもらえることもありますが、開口工事が始まってからは困難です。開口工事が始まると、壁や天井に穴が開けられてしまうため、後から変更すると修復費用がかかったり、仕上がりが悪くなったりします。開口工事が始まるまでのおよそ1ヶ月間を目処に相談することが重要です。
電気工事はあとから変更することが難しいため、計画段階から細かく打ち合わせをしておくことが大切です。設計図だけでなく実際の間取りを見ておくと、納得して工程が進みます。
注文住宅を計画する際、コンセントの配置と数は後から変更が難しい部分です。コンセント配置の失敗例では、ソファやテーブルの下に隠れたり、キッチン周りで不足したりする問題があります。これが解決しないと、配線の乱れや汚れ、家電の問題が生じ、手間と危険を引き起こします。
また、コンセントが床近くや壁下部にあると、使い勝手が悪く、コードが邪魔になり、危険も増加します。コンセントや配線が目立つことは、インテリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
電気工事を行う際には、計画段階から配置場所や数を検討し、変更が必要な場合は早めに相談することをおすすめします。
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